お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

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今後、資本主義社会では日本は間違いなく、20%の上位と80%の下位へと明確に区分されると考えています。それが分かっているから、そうはさせないぞと新しい資本主義という言葉を使って(具体的な内容を示せてはいませんが)岸田首相は社会主義路線へ進もうとしているように感じられます。
日本人って良くも悪くも学校が正しい。会社は正しい。国は正しいという考えの下、疑いを持たない民族となっています。それは何故かというと言われた通りに行動すれば安定が待っていたからなんですね。
学校教育では真面目に勉強をして良い大学を目指しましょう。そうすれば安定した老後も含め幸せな生活が待っています。
会社も俗にいう一流会社へ勤務できれば勝ち組で高給を稼げる幸せな生活が待っています。
国も何かあったら助けてくれる。国を信じていれば大丈夫みたいな感じでしょうか。
これらは、すべて高度成長期の右肩上がりの日本では正しい姿でした。しかしながら現在は通用しなくなっています。何故なら、年功序列による賃金上昇は以前のようにありません。働いても必ずしも賃金上昇は保障されません。例え、一流と言われる企業でも賞味期限切れの企業は平気で倒産する時代です。当然ながら入社すれば大丈夫という安全神話は今はないと言っていいでしょう。以前は普通に働いて利率が良い預金ができて、そこそこの退職金がもらえて、年金生活で悠々自適な生活が送れました。しかしながら現在は、これらがすべて崩壊しています。銀行に預けてもお金は増えません。退職金も大金はもらえません。いや退職金が出ないかもしれません。年金も目安ですが年収700万の方でも月20万しかもらえません。
では、どうすればいいのか。何をすればいいのか。基本、ほとんどの人は何もしません。普通に何もしない人がほとんどでしょう。危機感を感じ、行動した人しか生き残れない時代になってきているにもかかわらずです。こうした何もしない人が当然であり、黙っていても、今までは中流でいられましたが今後は間違いなく、この中流層がなくなります。
自ら情報を得て、行動した人しか生き残れない時代とも言えると思います。
例を出せば、ふるさと納税していますか。つみたてNISA、iDeCoをしていますか。キャッシュレスの支払いをしていますか。他にもいろいろあると思います。情弱だと置いて行かれます。

これらを論理的にも説明できる指標として、名目金利と実質金利の違いが分かる人ってどの位いるのでしょうか。フランスの経済学者のトマ・ピケティのr>gの論理が説明できる人って、どの位いますでしょうか。
そして論理的に説明できる人は早くから行動すればいい。若ければ若いほどいい。資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がります。

行動に移せない人はこのまま経済格差が進んだ場合、中流階級が消滅しますがどうしますか。そして確実にその方向へと進んでいます。

イソップ物語のアリとキリギリスをご存じだと思います。何も行動しない人はキリギリスになってしまいます。是非ともアリになれるよう、まずは行動を起こすべきだと切に感じています。

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