お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

Fund of the Year 2021

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼ら彼女らが支持する投資信託はどれか?
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。これの結果発表が2022年1月22日、オンラインイベントにおいて以下の結果を発表しました。総投票数183、有効投票数180でした。これは忖度が無いので信用できます。雑誌の投信の売れ筋や新聞の売れ筋は忖度があるので信用してはだめです。

1位のオールカントリー(略して、よくオルカンと呼ばれます)は3年連続1位。もはや王道中の王道として君臨しています。因みに、このeMAXISS Slim全世界株式は投資信託全体の売上は1位じゃないのです。理由としては銀行窓口、証券窓口、郵便窓口等で金融の専門家に聞いて選んでもらおうという層が購入している商品が上位を占めているんですね。因みに、その層が求める金融のプロとやらは自社商品を販売する専門であって、金融のプロではありません。多分、私の方が詳しいと思います。それらが何故選ばれないかと言うと手数料が高いんです。お客の利益よりも自社の利益優先なんですね。今回の上記投資信託はすべてネット証券で購入でき手数料が本当に安い。窓口の商品は平気で手数料2%、3%取られます。オンライン証券での手数料は0.1%~0.9%前後ですから、分かっている人は自分のお金の2%、3%を窓口で払うのがいかにもったいないかを分かっているんですね。具体的には月1万の積み立てを20年(想定運用5%)行った場合、オンラインでしたら元本240万が411万になりますが窓口だと328万にしかならないんです。まあ、それでも増えるなら良いと考えられますが差額分がもったいなくないですか。これからは銀行口座ではなく証券口座に気を配るべきです。そして開設するべきです。また上記のベスト20の中で日本を投資しているのは12位と13位のアクティブファンドだけとなっています。それだけ長期で日本は信用されていないって事ですね。
現在、投資が怖いと思っている方は、国や地域に投資するインデックスファンドが必然的にリスク分散になります。リスクから逃れるのは時間と分散しかないと思います。そしてドルコスト平均法による積み立て。世界経済のGDPは伸長率に差こそあれ、確実に右肩上がりです。時間を味方にすれば、複利の効果で、ほったらかしでOK。経済の知識も要りません。まずは始めること。チャレンジすること。それだけです。
物事に遅い事なんてことはありません。年齢問わず、そのことを始めようと思ったその日が自分の人生で一番若い日。自分は歳だから・・もう今からやっても遅いんじゃないか・・なんて諦めず、まずはやってみることが大切だと思います。

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