お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

Consumer Price Index

CPI(消費者物価指数)をご存じでしょうか。Consumer Price Indexの略でインフレ率でもあります。

今回、5月の米国CPIが発表されましたが何と8.6%。前年同月比の伸び率が40年ぶりという大きさとなりました。当初は結構、市場は楽観的でした。4月の米国CPIが8.3%だったこともあり、一時的なものであり今後落ち着いていくだろうと予測していたのです。しかしながらふたを開けたら、この結果です。今回のCPIショックで市場が荒れています。

このようなインフレが高まった場合、インフレを退治するために何をするのか。答えは中央銀行が金利を上げるという事が一般セオリーです。早速、米中央銀行のFRBが政策金利を0.75%上げる事を決定しました。これで米国金利は3.25%です。因みに日本は0.001%です。

じゃ落ち着くねという簡単な話じゃないのが金融マーケットの世界。消費者側に立てば金利が上がればウハウハじゃんと思いますが、企業側は設備投資等、お金を調達する際、今までよりも高くなるので積極的な投資を行わなくなります。これは経済全体へのダメージへと繋がります。ローン等は金利が上がると返すのが大変になります。当然ながら消費は鈍ってきちゃいますね。そして、そうした悲観が株を売り株価下落という流れになってきているんですね。

多少、落ち着くまでは時間を要するかもしれませんが、過去においても資本主義社会では経済は必ず復活します。特に先進国に関しては、これは間違いないのです。(ただ注釈で日本を除いてですが…)

我々は何をすればいいのか。答えは淡々とつみたてを行い続けることに尽きると思います。こういう時もつみたては淡々と行われます。安い時につみたてが行われます。これをドルコスト平均法といいます。迷わず悩まず、淡々と仕事に集中すればいいだけです。一番いけないことは下がった下がったと狼狽売りをする行為。最低でも10年、15年は気にせずにほっときましょう。

マーケットは短気を嫌います。短気な人は勝てません。今後は高金利の米国債の5年物、10年物とかも面白いかもしれませんね。
まあ、どちらにせよ何度も何度も、○○ショックは起こりますので一喜一憂しないこと。気を長く持って資本主義社会の恩恵を受けましょう。

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