お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

買ってはいけない投資信託(その2)

毎月分配型の投資信託も買っちゃ駄目だと思います。これは1か月ごとに決算を行い分配を毎月払う運用方針となっています。金融庁はつみたてNISA対象除外としています。経済合理性の観点からも買うべきではないのです。金融庁はつみたてNISA制度を作りましたが、これは国民の資産形成という考え方があり、この投資信託は、つみたてNISAの指定ファンドに選ばれることはありません。指定投資信託の条件に毎月分配型でないことが明記されているからです。したがって、つみたてNISAで毎月分配型ファンドを買う事は出来ません。金融庁も資産形成を行うに当り毎月分配型ファンドは効率的でないと判断しているからなんです。

まず、配当金が発生すると金融課税が20%取られます。分配ではなく、それを再投資に回せば複利効果も働きますし、売るまで課税されません。まず理解してほしいのが利益を確定するという行為は都度税金が発生するという事です。要は売却行為がない限り税金はかからないのです。

毎月分配という事は、毎月決済しなければいけません。イコール毎月事務手続きが発生するので、ここでも無駄にコストが発生してしまうのです。したがって運用コストも総じて高いですね。無駄な課税と複利効果も得られない、その上、高い。

そして一番のデメリットは基準価額を下回っても、分配が約束されたものは払わなくちゃいけない。これの原資はどこから出るのかと言うと自身の預けたお金から支払われるのです。俗にいうタコ足配当というものです。毎月いい気になってお金が入ると思っている方々、基準価額が減ってきていますよ。運用する金額が少なくなれば、得られるリターンも少なくなってしまいます。毎月分配型の商品は運用効率が悪すぎます。私は絶対買いません。こんなに意味のない投資信託はないと思います。ご注意ください。

 

※本サイトに記載されている内容については、あくまでも個人的な参考意見として述べたものであり、売買を推奨するものではありません。投資をする際はくれぐれも自己責任でお願い致します。

お気楽ブログ一覧