お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

投資先はどこがいいの?

クレジットカードは?VISAそれともJCB?
ハンバーガーはマクドナルドそれともモスバーガー?
ネット通販はアマゾンそれとも楽天?
スマホ端末はiPhoneそれともアンドロイド?

これらは、ほんの一部で完全に日本は米国に浸食されまくっています。古い方はご存じだと思いますが、Windows95発売時はPC購入時、ワード&エクセルか一太郎&ロータス123の選択制でした。前者はご存じの米国Microsoft。後者のワープロソフトは日本のジャストシステム、表計算ソフトは米国ロータスソフトウェアが開発したものでした。しかし今はどうでしょう。ほとんどのPCにはMicrosoftが使われています。このシェアたるや凄いとしかいいようがない。圧倒的な競争優位性でシェアを確保しているので、これから参入しようとしても参入障壁が高すぎて参入できませんよね。これが米国の企業の強さであり、世界展開の一例です。

よく投資先は全世界か米国かで熱い議論になりますが、米国って一国の産業にとどまらず、どのトップ企業も世界を相手にしています。日本を見ても国内に拘るなら、すべて日本に集約すればいいのですが、実際はそうはいかないのです。それくらい米国に依存しまくっている状態なんですね。昔は米国がくしゃみをしたら日本は風邪をひくなんて言われましたが、今も変わらないかもしれないですね。

そこで投資対象を見てみると、全世界株の投資信託か米国株の投資信託という話になってくるのですが、世界の主要通貨はドル、ユーロ、円ですが一番流通量が多いのは当然ながらドルなわけです。これらの通貨を総じてハードカレンシーといい、その他はローカルカレンシーと言われます。輸出入の決済もドルが使用されることが多いのです。企業価値を示す時価総額も上位はほとんど米国です。したがって、誰が見ても世界の中心は間違いなく米国なんですね。

よく勘違いしているのは世界経済のバランスは均等だろうと思っている方がいますが、バランスで言えば、米国は世界の約60%あります。先進国(米国を除く)は合計でも約30%しかありません。将来はインドだ中国だと言われますが、現状、新興国は約10%しかウェイトがないのです。GDPの伸長率から、インドは今後大きくなるとは思いますが、2050年、早くても2040年以降じゃないでしょうか。これらからも全世界に投資をしても結局は米国に投資しているようなもんなんですね。リスクヘッジのために米国以外への分散投資と言いますが、これまでの傾向として米国が弱くなると先進国も連鎖反応して弱くなります。日本がいい例です。

極論どっちでもいいじゃないかと思いますが、より分散を高めるのであれば、先進国と新興国を例えば9:1とか8:2で保有するとか、本当にリスクを考慮するのであれば債券のウェイトを増やすとか様々な運用が考えられます。どれが正しいとか正しくないかではなく実践することが重要だと思います。

因みに国の年金運用のGPIFは日本株・日本国債・外国株・外国国債を25%ずつ分散投資しています。バランスが崩れると定期的にリバランスを行う。リスクも考慮すると、やはりこの形の運用スタイルが安心安全かもしれないですね。これに不動産のリートを追加するのも有りですかね。ただ基本的な考え方として、全世界株か米国株に長期投資するというのが、やはりセオリーだと思いますし、専門家の方々の推奨も大体ここに行きつきます。今後はわかりませんし、投資に絶対はありませんが、過去の事例からも長期運用で全世界か米国のインデックス投資をしておけば確率論として間違いないのではないかと思いますね。若ければ株式一択で良いと思います。ただ年齢的に高齢になればなるほど、株式一択ではなくバランス型の方を考えた方がいいかもしれませんね。

なお、個人的には三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimという投資信託ブランドをお勧めしたいです。ただ、このeMAXISというシリーズは紛らわしいものが多数あります。必ずSlimがついているかどうかを確かめてください。今まで述べてきた、すべての要件が満たされています。必ず答えは、ここにあると思っています。

因みに私は三菱UFJの回し者ではありません。当然ながら案件ではございませんのであしからず。

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※本サイトに記載されている内容については、あくまでも個人的な参考意見として述べたものであり、売買を推奨するものではありません。投資をする際はくれぐれも自己責任でお願い致します。

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