お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

投資の本質とは

なぜ投資をするのか?

単純に日々の労働だけで生きる方がギャンブル性の高い時代になっているからです。
貯金は現金への投資、また国債への投資ではインフレによる物価上昇に勝てません。

では株式投資なのか?
例えば世界最高の指標でもあるS&P500は米国の上位500社への投資です。このファンドを持てば自動的にアップルもアマゾンもマイクロソフトもグーグルもテスラも含め、すべての会社のオーナー(株主)になることになります。
因みにバブル時はジャパン・アズ・NO.1と呼ばれ日本は世界の中心でした。でも現在はどうでしょうか。ここまで上位から大企業がなくなるものなのかという位、悲惨な結果となっています。根本的な日本と米国の違いは新陳代謝の違いです。米国は10年で一変してしまう。しかしながら日本はさして変わらない。インデックス比較でもS&P500は入れ替え戦が必ず行われ、いつまでも、ここにいられる訳ではない。競争原理が働くから当然です。それに対して日本のTOPIXはプライム市場(旧東証一部)に上場していれば、すべてが対象です。何の競争原理も働きません。価値を増大させない企業を温存させているんですね。ひふみ投信のカリスマファンドマネージャーの藤野さんはTOPIXの事を腐った幕の内弁当だとまで言っています。
これらからも分かる通りで、日本のインデックス投資は夢がない。米国の方が夢があると言えます。
そして、その源泉となるものが、構造的に強靭な企業が米国では多いということ。具体的には農林中金バリューインベストメンツCIOの日本のバフェットの異名を持つ、奥野さんいわく、3つの条件を満たした企業に投資をするそうです。
① 付加価値の高い企業…商品・サービスの提供を通じて様々な問題を解決することで高い収益を上げている企業
② 圧倒的な競争優位性…高い技術や独自のサービスを通じて他社が真似できないビジネスを展開している企業
③ 長期的な潮流…高齢化や環境問題など社会の変化に伴う市場拡大が期待できる企業

このように長期投資ってギャンブルじゃないんです。奥野さんは「知の総合格闘技」と言っています。

最後に長期投資はオーナー(株主)になること=他人に働いてもらうという事です。自分で汗をかいて働くだけが収入を得る術ではありません。強い企業に投資し、その企業のオーナー(株主)になれば、一流の経営者たちや世界的に強いブランドが、自分のために働いてくれます。しかしながら投資対象を正しく選択するためには、脳みそに汗をかいて考えなければならなりません。自分が入社できなかった企業に働いてもらう。例えばアマゾンに投資してジェフベゾスに働いてもらうなんて痛快じゃないですか。

銀行に預けても増えません。無駄でしかありません。月々の生活費の中から3000円でも5000円でも投資に回すべきです。必ずや未来が変わってきます。

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