お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

リスクとリターン

来年度の4月から高校の授業で金融が追加されるようです。
主に資産形成や投資信託に対しての授業が行われるようです。
経済に疎いからとか、投資は怖いとか先入観が強い割には平気で高い金利でローンを組んでいたりします。
この矛盾が解消されればいいのですが、実際の所そうはいかないと思います。

お金には3つの要素があります。
仕事(給与)、支出、投資の3つの要素で成り立っています。
給与は分かりやすい。頑張って稼いで年収を増やす。これは当然の形でサラリーマンは、この中で頑張るしかないですが、絶対に大金持ちにはなれません。
支出も分かりやすい。ケータイ料金を下げろといった話題もこれに当たりますね。
続いて、投資ですが、よく日本人が大好きな自己投資や自己啓発ですが、自己満足でリターンを考えないもの等たくさんありますので、ここではお金の投資に絞ります。
投資は欧米では当たり前です。
日本では会社の経営者や一部の方々しか実践していません。
現状は20%のお金持ち、60%の一般人、20%の貧乏人の構成ですが、今後は20%のお金持ちと80%の貧乏人に区分されていくと私は考えています。
その理由は少数の人しか投資を行っていないんですよね。先進国で年収が20年前から上がっていないのは日本くらいなものです。
今後も、それは変わらない。物価は上昇し保険料は上がる中、どんなに支出を切り詰めてもベアが望めなければ生活が厳しくなるのは明白です。
これでも3つ目の柱の投資は行いませんか?投資は怖いものですか?

続いて、リスクの定義って何でしょうか?
行動すれば必ずリスクが伴います。
就職、結婚、子供の成長等、この先どうなるか分からないから我々はリスク対応を行います。
今後が分からないからリスク対応を取る。
では、もう確定しているリスクに対して、我々はどういう行動を取るべきでしょうか?
ここからは完全に個人的な見解ですが、多くの方がリスク対応を取らない不思議なのものに銀行預金があります。
現在、普通預金金利は0.001%しかありません。定期でも0.1%からせいぜい0.5%くらいです。
それでもほとんどの方は何の疑いも持たず、銀行にお金を預け入れています。
そして、この行動が一般的な指標で私のような考えは異端児のような感じです。
実際の所、我々は銀行にお金を預けているではなく、お金を貸していると言った方が正しいと思います。
そして、その貸したお金に対しての対価が雀の涙にもならない金利なわけです。
投資をすると、お金が減るかもしれないから、銀行を選択しているという意見もあるでしょうが私は増えないリスクの方を重視します。

20年後の未来を考えてください
100万円を20年普通預金のままだと200円くらいしか増えません。
これってリスク以外何物でもなくないですか?

これでも投資は行いませんか?投資は怖いものですか?

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