お気楽ブログ(マネーリテラシー向上委員会)

マネーリテラシーを高めよう!

現在、銀行普通預金は0.001%。定期でも0.002%。
因みに現金・預金比率ですが、日本52%、欧州35%、米国13%。
株・投資信託に関しては米国47%、欧州25%、日本16%となっています。
日本と米国では、現金・預金と投資が見事に逆転していることがわかりますね。
政府も貯蓄から投資へという事を言っていますが、まだ全然波が来ていないのが現状です。
でも考えてみてください。先に述べた金利じゃ資産が増えないんです。増えないリスクを真剣に考えるべきだろうと私は思うのですが、増えないリスクよりも減るリスクの方が怖いみたいですね。
今後は20%の富裕層と80%の貧困層になるのは目に見えています。現在は20%の上流階層、60%の中流階層、20%の下流階層です。現実的に先進国の中で30年も年収が増えないのは日本だけです。しかしながら社会保険料は年々増えています。可処分所得と言える手取りは確実に減っているんです。消費税も5%から8%になり10%になりました。老後の問題が話題になりますが、乱暴な言い方をすれば、要は死ぬまで働けってことです。国も、それが、わかっているからNISAやiDeCo、企業型DC等の非課税投資制度を設けた訳です。もう面倒は見切れません。最低限のものは提供しますから、あとはご自身で対応くださいという感じでしょうか。個人的には、よくこんな気前の良い制度を提供したなという驚きがあります。そのため賢い人は積極的に活用していますが、ほとんどの方は活用していないんですね。残念というか、「それで本当に良いのですか?」という言葉しか出てこないです。
根本にあるのは、日本は投資に対しての考え方がギャンブル、詐欺、汗水かいたお金じゃない、汚いお金だ等、投資に対する凝り固まったネガティブなイメージなんですね。逆に欧米では投資に対するイメージは希望や光でありポジティブなんです。まずは、考え方から変えていかないと何も変わりません。そして増えないリスクを真剣に考えていくべきではないでしょうか。このままでは本当に日本人がほとんど貧困層になってしまうと危惧してしまいます。

NISA口座開設・利用状況調査結果(PDF)
(2021年9月30日現在)について

お気楽ブログ一覧